スペインの小説家、エッセイスト、詩人であるアンドレス・バルバが11月23日に開催される第2回ヨーロッパ文芸フェスティバルに参加する。
駐日欧州連合(EU)代表部と在日EU加盟国大使館、EUNIC-Japan(在日EU加盟国文化機関)が主催するこのフェスティバルの目的は、ヨーロッパの文学をレクチャー、対談、パネルディスカッションを通して日本に紹介することである。
アンドレス・バルバ(1975年マドリッド生まれ)は、2001年にLa hermana de Katiaカティアの姉妹(マイケ・デ・ヨング監督により映画化)で世に知られるようになる。この作品の後に2冊の中編小説La recta intención(まっすぐな意図)とHa dejado de llover(雨があがったNord-Sud賞受賞)に続き、6冊の小説Ahora tocad música de baile, Versiones de Teresa (ダンス音楽を奏でろ、テレサのバージョン)、Las manos pequeñas(小さな手)、Agosto, octubre(8月、9月)、Muerte de un caballo(ある馬の死)、En presencia de un payaso、 República luminosa(Herralde小説賞受賞)が出版された。また、Caminar en un mundo de espejos, La ceremonia del porno(ハビエル・モンテスとの共著でアナグラム・エッセイ賞受賞)とLa risa caníbalなどのエッセーの著者でもある。詩の分野では、Crónica naturalを発表。翻訳者としては、ハーマン・メルヴィル、ヘンリー・ジェイムス、ジョゼフ・コンラッド、トマス・ド・クインシーなどの訳書を出版した。
Granta誌において、スペイン語で書く最も優れた若手ストーリーテラーの一人として選ばれた。彼の作品は17の言語に翻訳されており、日本語では「ふたりは世界一!」(原題はLa alucinante historia de Juanito Tot y Verónica Flut)が偕成社から出ている。
・アンドレス・バルバとのトーク:11月23日15:15〜16:25、駐日欧州連合(EU)代表団にて。