「南蛮音楽」~イベリア半島から日本への音楽の旅~ 「ラ・フォリア」日本ツアー
30/04/2018
リコーダー奏者であるペドロ・ボネとベレン・ゴンサレス・カスターニョのデュオで演奏する「ラ・フォリア」日本ツアーが515日から21日まで開催されます。ツアー最終日の521日は、スペイン大使館にて午後6時からコンサートが行われます。
「南蛮音楽~イベリア半島から日本への音楽の旅~」と題したプログラムで、16 世紀から 18 世紀にかけての歴史的な楽器の複製である異なるタイプと音域の20本のリコーダーで演奏されます。
コンサート・イベント日程と会場:
·         2018 5 15 日(火)
聖フィリッポ教会 - 日本二十六聖人記念館
19: 00 コンサート
·         2018 5 17 日(木)
神戸女学院
11: 40 コンサート(講堂)
13: 20 マスター・クラス(合奏室)
·         2018 5 18 日(金)
京都市立芸術大学・講堂
18: 30 マスタークラス
19: 20 コンサート
·         2018 5 21 日(月)
駐日スペイン大使館、オーディトリウム
18: 00 コンサート
後援:スペイン教育文化スポーツ省文化対外協力推進課、スペイン分化活動公社(AC/E
奏者からのメッセージ:
1543 年に、台風のためポルトガルの商人たちが種子島に漂着し、初めて日本にヨーロッパ人が渡来しました。南方からやって来た外国人は「南蛮」と呼ばれ、また彼らとの交流を反映した芸術も同じく「南蛮」と呼ばれました。その交流は、島原の乱(1637 の後、鎖国令が発せられるまで、一世紀あまり続きました。鎖国から明治時代に至るまで、西洋との唯一の接点は、長崎の人工島・出島で例外的に活動を認められたオランダ商館のみとなりました。
「南蛮音楽」と題するこのプログラムは、15 世紀末以降スペイン人とポルトガル人が発見した東方航路に関わりのある楽曲を紹介します。マドリードでスペイン王兼ポルトガル王に、ローマで法王に謁見するために日本から派遣された二つの使節団も同じ海路を辿りました。天正遣欧使節1582-1590と慶長遣欧使節1613-1620には、イエズス会を始めとする諸会派の活発な存在がありました。その目的はキリスト教の布教で、イエズス会創設者の聖フランシスコ・ザビエルは 1549 年から 1551 年まで日本に在住しました。当初は布教が容認されていましたが、徳川幕府はこれを許さず、1639 年に鎖国されました。
スペイン人バエナの作品は1540 年にリスボンで発表されました。当時のポルトガル航路は、同地から日本に向かうルートで、天正遣欧使節も同じルートを逆航路で辿りました。この海路は大西洋を南に向かい、アフリカ最南端の喜望峰を周り、インド洋を
渡り、さらに東方へ向かった後、マラッカ海峡からシナ海に入って、要衝のマカオがある中国大陸にたどりつきました。
マドリード近郊エル・エスコリアルでスペイン国王を訪問した後、ローマへ向かう途中、天正使節はマントヴァ公国で歓待を受けます。ガストルディはこの宮廷に仕えた主要な音楽家です。イタリア人ロカテッリの楽曲は 1759 年のメキシコの手稿譜によります。ヌエバ・エスパーニャの首都であったメキシコ・シティはスペインルートの中心であり、第二の使節団、慶長遣欧使節がヨーロッパへ向かう経由地でした。船団はスペイン南部アンダルシアの沿岸から西へ、大西洋を渡りアメリカ大陸に向かいました。
アメリカ大陸に着くと陸路で移動、その後アカプルコからフィリピン諸島のマニラまで太平洋を横断しました。マニラは東方でのスペインの拠点であり、日本との交流の基地でもありました。ラモーと作者不詳(モンテビデオ港での女奴隷の解放を歌った〈ラ・アマブレ〉)およびコンパニョンの作品は、この航路でアフリカ沿岸からアメリカへ労働力として強制移動させられた奴隷の痛ましいドラマに結びついています。ブラヴェによってリコーダー二重奏に編曲された諸楽曲の作者であるデトゥーシュは、フランス国王ルイ14世がシャムのナーラーイ王に派遣した使節と共に 1686 年にタイを訪れました。当時、インド半島東岸のポンディシェリに、フランスは同国のインド会社の主要拠点の一つを置いていました。
ウィリアム・ハミルトン・バードは英国の音楽家で、土地の音楽家たちとインドの民衆音楽を収録し、イギリス人統治者ウォーレン・ヘイスティングスへの献辞を添えて現コルカタで発表しました。当時、ベンガル・アジア協会が設立され、また古典言語としてサンスクリットが学ばれ始めました。〈そよ風はさわやかAngin be dingin〉は、マレーの歌の題ですが、イギリス東インド会社の船長トーマス・フォレストがスマトラ北部アチェのスルタンの前で披露するために、1784 年にアルカンジェロ・コレッリの旋律に編曲したものです。同船長はミンダナオの王とデュオでメヌエットをよく演奏していたそうです。
賛美歌〈サン・ジュアンさまの歌〉は、日本のキリシタンに引き継がれたもので、キリスト教徒の殉教を扱い、その起源はイベリア半島からの布教の時代に遡ります。一方、〈さくら〉は日本の伝統的な歌で、桜が咲く春に思いを寄せます。ファン・エイクの〈戦い〉は戦闘が展開される様子を描写する器楽曲です。オランダがスペイン王国から独立する 2 年前、1646 年にアムステルダムで発表されました。島原の乱で勝利をあげ、日本からイベリア半島人を追放することに手を貸したオランダ砲兵隊を象徴するものともいえます。
1730 年代、ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルが時計師チャールズ・クレイとロンドンで協力し、吹奏管を鳴らす仕掛けを作動させる音楽時計に音楽をつけ、それが東洋に輸出されました。中国では「シンソン(ツィンツォン)」として知られ、北京の故宮コレクションに「アポロ神殿」として知られる時計が保存されています。本日のプログラムの最後にその時計が奏でるいくつかの旋律をご紹介いたします。
 

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  • 16 ene @EmbEspJapon * 現在のスペインを表す重要なファクターは以下のように挙げられます。 ✔️質の高い民主主義の国の1つである ✔️世界で2番目の分権国家である ✔️豊かな文化・言語多様性を誇る国である ✔️最もヨーロッパ主義である国の1つである… https://t.co/5RuwlsUk7W
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  • 15 ene @EmbEspJapon * これは二色インクで印刷された最初のスペインの地図です。1511年のベネチアGeographia de Ptolomeoエディションに含まれています。 https://t.co/Il9oTRP5dj
  • 14 ene @EmbEspJapon * スペインにもla puesta de largoという日本の成人式に相当する祝い事があります。18歳の誕生日を迎えた若者が各自お祝いする形式で、特に女性はパーティー🍸などを開いて楽しみます。新成人の皆さんおめでとうございます🎉 https://t.co/H2QJddwp0K
  • 14 ene @EmbEspJapon * #おはよう 「感じたままに言葉にすべきである」Cervantes #月曜日 "Lo qué se sabe sentir, se sabe decir" Cervantes. #BuenosDias #FelizLunes https://t.co/rWWws7cHBf
  • 13 ene @EmbEspJapon * 夕暮れ時に見るロンダの橋の風景は格別です。この橋は1751年~1793年に建設されました。グアダレビン川の侵食によりできた100メートル以上の峡谷の上に立つこの町の歴史地区と新市街を橋が結んでいます。 Puente de Rond… https://t.co/lsQrMhRdry

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