スペイン・日本外交関係樹立150周年事業の一環として、バイオリニストであるリナ・トゥール・ボネのコンサートが東京で開催されました。4月9日と10日に武蔵野市民文化会館において、オーストリアの作曲家ハインリヒ・ビーバーの『ロザリオのソナタ』 を演奏したリナ・トゥール・ボネは、既に2015年に同作品を録音しており、スペインで大きな反響を呼び、音楽業界で良い評価を得ています。4月12日はスペイン大使館でコンサートが催され、150周年記念事業のひとつである国立西洋美術館で展示中の「プラド美術館展・ベラスケスと絵画の栄光」に関連づけたバロック作曲家による作品のソロバイオリンを演奏しました。
スペイン大使館主催で、150周年記念事業の更なるコンサートのために、リナ・トゥール・ボネの再来日が11月に予定されています。11月のコンサートでは、スペイン人作曲家による新しい作品が2曲披露される予定です。1曲はリナ・トゥール・ボネ、もう1曲はスペイン人チェロ奏者のアルド・マタによる演奏が、国際的に益々存在感を増している能アーティストの青木涼子による謡の共演で披露されます。